Klaviyoの重要な機能の一つにFlow (フロー)があります。
Flow (フロー)の設定により、特定の状況に応じてメールを自動送信するシステムを構築することができます。
こちらの記事ではFlow (フロー)の詳細について説明します。
フローの詳細な設定方法に関しては以下のリンクをご覧ください。
フローとは?
フローは特定のアクションやイベントに応じてメールの自動送信を設定する機能です。
例えば初めてメルマガ登録をした時や、商品を購入した時、カゴ落ちが発生した時などが挙げられます。
フローの設定によりメールを一定の期間送り続けることができ、かつ一つ前のメールを踏まえて内容を変えることもできるため、長期的に効果的なメールを自動で送り続けることができます。
Klaviyoのフローは「Trigger (トリガー)」、「Filter (フィルター)」、「Action (アクション)」で構成されています。
トリガーはフローを始めるきっかけとなるイベントで、フィルターはその人がメールを受け取るべきかを判断する条件、アクションはメッセージの送信をさします。
Klaviyoフローのメリット
フローを使ってメールを有効活用するメリットはたくさんあります。その中でもポイントに関しては以下の2つが挙げられます。
パーソナライズ:特定のお客様のみにメールを送信することができるので、そのお客様の購入履歴や期間、好みなどに合わせたご案内が可能になります。トリガーとフィルターを使うことで、よりパーソナライズされたメールをお届けすることができます。
自動化:完全に自動なので、設定意外に一切手間がかかりません。
メールを打つ工程や送信先を選ぶ工程を経ることなく、最適なマーケティング戦略を展開することができます。
フローの要素
Trigger (トリガー)
トリガーはフローを起動するイベントです。
Klaviyoには、新規会員登録、カート落ち、注文の確定など、様々なトリガーが存在します。easyPointsのプロパティを用いたフローの起動に関しては後述いたします。
Filter (フィルター)
フィルターはフローによって送信されるメールを受け取るお客様を条件に基づいて選択します。
お客様の位置、購入した商品、ウェブサイトでの行動
など、様々な条件で送信する対象を設定できます。
昨年商品を購入したお客様や、特定の商品を買ったお客様などに送信先を限定できます。
Action (アクション)
アクションはフローによるメッセージの送信を指します。アクションのタイプやタイミングも設定が可能です。
例えば、メルマガに登録をしたお客様に感謝のメールを送信し、数日後に割引券をメールで送信し、さらに数日後にその割引券を使うことを忘れないように念を押すメールを送信したりも可能です。
フロー内で追加できるアクションは以下の通りです。
プロフィールプロパティの更新 : プロパティの作成、変更、または削除を行います。
通知 :フローで特定の事象が起きた場合に通知をSMS(アメリカ、イギリス、カナダ限定)かメールで自身に送信するよう設定できます。
ウェブフック :外部サイトやアプリへのHTTPリクエストを送信し、外部サービスとKlaviyoの連携を行います。
アクションのタイミング
タイミングはフローのアクションの間に一定の間隔を設定する機能です。適切な期間を開けることでメールの有効性を上昇させ、かつお客様へ大量のメールが届いてしまう事態を防ぐことができます。
次のメールまでの間隔を指定したり、具体的な分、時間、日、週などの数値で決めることができます。
注意: プロパティをトリガーに設定した場合、プロパティの情報が更新されるとタイミングの設定も無効化されます。
ロジック
logic (ロジック)は特定の条件に応じて、フローを分岐させる機能です。
条件分け: 購入履歴、過去のメールとの相性などの、特定の条件やルールを元にフローを分岐させます。
例えばカート落ちがあったお客様へのメールをフローで配信する場合、
そのカートの中の合計額に応じて分岐させることもできます。¥5000以内であれば割引の提案をし、¥5000以上であれば特定の商品を強くおすすめする、といったことも可能です。
トリガー分け: お客様が購入をした際やウェブサイトのアンケートに答えた際など、外部のトリガーに応じて分岐させることができます
例えば購入の有無により分岐を設定し、購入をしていただいたお客様へは感謝の意を込めたメッセージと次回使える割引券を送り、購入しなかったお客様にはより商品やストアについて知ってもらうためのメールをいくつか送るように設定したりも可能です。
Klaviyoフローの作り方
フローの作成には以下の4つのステップが必要です。
トリガーを選択する:フローを発動させるトリガーを選びます。
フィルターを設定する:フィルターが必要であれば設定し、誰がメールを受け取るかを設定しましょう。
アクションの作成:送信されるメッセージを作成します。
フローを有効化する:トリガー、フィルター、アクションが作成できたら、フローを有効にし、お客様にメールを送信することができます。
実際のフローの設定方法と活用事例は以下のリンクをご覧ください。